テノールくんのリサイタル | 野田市で音楽教室として日々の様子やレッスン内容など様々な情報をお届け

西へ東へバタバタと駆け抜けた10月、気づけば11月に突入していました。

10月半ば秋晴れの爽やかな日に、テノール大平倍大くんのリーダーアーベントが開催されました。東京では初めてのソロリサイタルになります。会場は東京文化会館小ホール、私の大好きなホールです。ここは音楽の「気」を感じる特別な空間です。

プログラム前半はベートーヴェン、シューベルト、後半はシューマン「詩人の恋」という構成です。特にシューマンは東京藝大修士、博士課程修了のリサイタルでも取り上げた彼の研究テーマです。

ウィーン留学中、チャールズ・スペンサー教授の下で研鑽を積んだ成果が存分に発揮された演奏だったと思います。大平くんとは、彼が藝大受験生だった頃からのお付き合いですから・・10年以上になります。渡辺門下には大平ファンが多く、当日は多くの方達が駆けつけてくれました。ありがたい限りです。これも彼の人徳でしょうね。

鹿児島から駆けつけた声楽の恩師、大平くん、渡辺、ドイツ語の先生と。

打ち上げでは、大平くんのご両親や、地元鹿児島の声楽の先生（渡辺のウィーン音大の先輩）と、久しぶりの再会を喜び、話が尽きない嬉しい一日でした。