音楽指導者セミナー＠武蔵野音大 | 野田市で音楽教室として日々の様子やレッスン内容など様々な情報をお届け

皆さま、こんにちは。

秋晴れの気持ちの良い日が続いていますね。暑からず寒からず、空気の澄んだこの季節が一年中で一番好きです。

先週末、土砂降りの日曜日に母校の「音楽指導者セミナー」に参加してきました。授業は9:20スタートでしたから、遅刻しないよう目覚まし時計を２つセットしました。

武蔵野音大に到着したら、受付に長蛇の列ができていてびっくりしました。聞くところによると、参加者は800名以上だったそうです。

なんとこれらの講座は全て無料です。

私はターム１の「イタリア歌曲を巡って」とターム３の「声楽初期学習者へのアプローチ」に参加しました。本当はターム2も取りたかったのですが、申し込み時点で満席で残念でした。

トレチェント音楽の音源を用いた説明や、ヴェルディの言語に反した不自然のアクセントの解釈など、多くの教えを受けました。講座を担当された、堀内康雄教授には現在渡辺門下の学生２名がお世話になっています。このような素晴らしい先生の元で学んでいる愛弟子たちを羨ましく思います。

ターム３「声楽初期学習者へのアプローチ」は呼吸や、前打音の処理など細やかなレクチャーが実践的で良かったです。前打音の歌い方は、ハイドン、モーツァルト、シューベルトなどの歌曲ではとても重要になります。

練習曲のさまざまな教材の紹介もあり是非参考にしたいと思いました。講師の松原友先生も、私と同じくウィーン国立音大大学院のリート・オラトリオ科出身で、これまでも演奏を聴く機会も多々あり、さまざまなご縁がある方で、先生の指導法の一端を知る本当に良い機会になりました。

空き時間に学食でランチ。麻婆豆腐とエビチリ丼をいただきました。母校とはいえ校舎が新しくなったので、昔の学食ではないけれど、不思議と学食の匂いは同じでした。ご飯多くないし若者はこの一皿でお腹満たされるのかしら。なんて思いながらいただきました。

遠い学生時代が蘇ったようで、楽しい学びの一日でした。来年はひとりではなく誰か誘って参加したいな。